もうすぐ七夕ですね。
娘の幼稚園には園児たちが一生懸命に作った飾りが笹の葉に付けられ、風にそよそよ揺れて園をより賑やかにしていました。昨日、園で制作した七夕飾りを持ち帰ってきました。さすが女子!!可愛らしく仕上がっておりました。
さて、毎年やってくる「七夕」、長男に七夕ってどうして「七夕」って言うの?と聞かれて答えられなかったので、今回は七夕について以下のことを調査してみました。
- 七夕はどうして「七夕」と読むのか
- 七夕の「織姫」と「彦星」はどんな星なのか
- 七夕の「ごしきの短冊」ってなに?
- 七夕はいつの行事なの?
七夕はどうして「七夕」と読むの?
昔、機織りをする女性のことを「棚機つ女」と呼んでいましたが、その「棚機つ女」からきているという一説があります。
七夕の物語りが広まる前から、機織りをする女性は「棚機つ女」と呼ばれていて、物語の主人公の女性が機織りだったことから物語のタイトルに使われたようです。
「棚機」とは棚(横板)の付いた織機で、「棚機つ女」は、乙女が水辺にある機織りの部屋に一晩こもって織物を織り神に捧げるという民間伝承があったようです。「七夕」の由来には諸説あるようですが、この一説が一番取り上げられているみたいです。
棚機つ女 待つは貴方の 恋ごころ
— 田野収一 (@XuyKLXzoE6WeWto) July 8, 2021
七夕の語源である棚機つ女。少女は純な恋を待つ。 pic.twitter.com/NEgIwZGSKF
七夕の「織姫」と「彦星」はどんな星なの?
天の川を挟んでそれぞれの存在している「織姫」と「彦星」ですが、なんと!!どちらも太陽より大きな星なんです!全く知りませんでした!
まず「織姫」ですが、こと座のベガという一等星。太陽の直径のやく2.5倍の大きさで、表面温度が約9200℃と推定されるようですよ!驚きではありませんか?
次に「彦星」はというと、わし座のアルタイルという一等星。大きさは太陽の約1.8倍で、表面温度が約8000℃とこちらもとても高温な星です。太陽の表面温度が約6000℃ということを考えるとその違いは歴然としていますよね。この高温のおかげで遠く離れた地球から見ることができ、夜空に青白く輝いているのです。
皆様、おはようございます☀✨
— 酒井 文見 (MI_RU) (@mi_ru_singer) July 6, 2022
本日は七夕でございますね💫
織姫星はベガ🌟
彦星はアルタイル⭐️
2つとも太陽の2倍くらいの大きさがあるんですよ☀️
織姫星と彦星は約14光年離れています👀
光の速さで飛んでも14年くらいかかる距離です💫
夜空を見上げて、夫婦星を見つけてみてはいかがでしょうか♪
七夕の「ごしきの短冊」ってなに?
「ごしき」とは自然界を表すための5色のことで、これは中国の陰陽五行説の考えによるものです。
五行説とは、自然界にある全てのものは木、火、土、金、水の5つの要素でできているという考え方です。それぞれの色には意味があって、青(緑)=木、赤=火、黄=土、白=金、黒(紫)=水を表しているといいます。
私たちが目にしてきた短冊がカラフルなのは単に華やかにするためではないのです。それぞれの短冊の色に込められている意味を考えながら願い事を書くとまたひと味違った七夕になりようですね。
七夕はいつの行事?
現在、日本では夏休みになる少し前の7月7日が七夕の日ですが、本来七夕は秋の行事なのです。
なぜ秋の行事なのかというと、それは昔使われていた暦と関係があります。
昔の太陰太陽暦は1-3月が春、4-6月が夏、7-9月が秋、10-12月が冬とされていたのです。
ですから当時7月は秋の初めだったので、俳句で「七夕」は秋の季語として使われます。
今でも地域によって1か月ずらして8月に七夕を行なうところがあり、それはその時期の方が元々の七夕の夜空に近くなるという理由からなんだそうです。
おわりに
日本で馴染みのある「七夕」の物語りは、実は日本と中国の伝説が混ざり合ったものです。
口づたえに広まっていく中で、さらに様々な要素も付け加えられていき今の七夕になったことを考えると、秋の豊作を神様に祈る思いや、「織姫」と「彦星」の出会い、年に一度だけ会えるその価値など、先人たちの様々な思いが詰まった物語りなんだと改めて感じました。
自然界に存在する全てのものを象徴している「短冊」も大切に扱いたいものです。自然界にあるものは調和良く保たれており、それらに助けられて私たちは生きていけるのですから、自然界への感謝の思いを込めつつ願いをしたためたくなりました。
今年の七夕の夜は「織姫」と「彦星」は無事出会えるでしょうか。
お互いがすぐに出会えるよう、夜空が晴れることを祈っています。
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